harunatuakihuyu365の日記

旅行やら日常の出来事を書いています。

富士登山4

暗い中での登山になるためヘッドランプは必須なのです。六合目を過ぎ七合目に入ると山小屋がたくさんありました。

ここで1時間寝たいよと思いながら八合目に向かいます。さてここで岩場、ガレ場が続きます。1回で終わるのではなく続くのです。

これではランニングシューズの靴底が持ちませんね。

ここで更に軍手の出番です。両手で岩を掴み滑らないよう登って行きました。それこそがむしゃらに一心不乱に登りました。全く予想していなかったのですが苦しい中天を仰ぐと満点の星空なのです。最高でした。この時期はなんたら流星群の時期らしくそれこそ星が降っているように何個も流れ星が見えました。これには本当に驚きました。夜登っているからこそ見られた絶景でした。

恐怖のガレ場を何とか登り八合目もたくさん山小屋がありもう一晩寝かせてと思いましたが、15分ほど休憩して九合目に向かいます。

ここからは下山道もあり体調の優れない方は山小屋で休み下山する方もいました。我々は気合と根性で出発です。そうです。八合目いや七合目からは無言です。喋ると辛いのです。標高が高くなるにつれ、ちょっとしたことで息が上がり、体が重いのです。

これが「ボディブロー」です。最初に舐めてペースを上げると後で痛い目を見るのです。

九合目くらいから私は若干の頭痛があり、高山病の自覚はありました。後で友人に聞いてみたら友人も頭痛はあったようです。こんな時は無理したらいけません。立ち止まり息を深く吐いて、深く吸い呼吸を整えます。幸い、私たちが行った時は山頂に近づくにつれ集団のペースが遅くなり休み休み行けました。上に上がるにつれ頭痛は増してきます。頂上に無事着いても頭痛は収まりません。頂上での祝杯どころではありません。このような状態になったら高度を下げるしかないと頂上の山小屋の人に教えてもらいました。ご来光を拝み、ラーメンを食べ、頭痛を堪えながら下山です。