富士登山3
富士登山本番です。天気を確認し家を出て友人と合流しバスに乗りました。確か夕方~夜くらいに集合し吉田口五合目には夜に着いたと思います。
頂上を目指しいざ出発。大事な装備を忘れていました。ヘッドランプと軍手です。
当然灯りなんてないですし、くどいようですが例のガレ場は両手が空いていないと危ないのです。というわけでヘッドランプと軍手です。
五合目から六合目は足慣らし的な感じですね。これが富士山と思ってはいけません。
当時の私はこのくらいなら楽勝じゃんと完全に調子に乗っていました。
その時の私に一言言えるなら
「俯瞰で見てみなさい、富士山は高原か?この勾配が続いてあの立派な山体になるのか?」と言ってやりたいです。
最初に戻りましょう「散歩で富士山に登った人はいないのです」
調子に乗れるような勾配がずっと続くわけではないのです。六合目から徐々に勾配が付いていき、一緒に登った友人はきちんとペースを守り登っていて余裕を感じられます。私はもう肩で息をしています、まだ六合目なのに。友人に断り休憩させてもらいました。富士山は吉田口五合目でも標高が2305mあり一般的に標高2000mを超えると高山病の危険があるようで、無理は禁物です。(同じ五合目ですが各登山口で標高が違うようです。)
というわけですでに高山病のリスクがあるなかで頑張ってはいけないのです。その時はよくわかっていないですね。2000mだとゲレンデにいる感覚に近いから大丈夫という過信です。2000mと2300mでは東京タワー約1本分です。気圧を舐めてましたね。
(気圧が低い→酸素濃度が低い→体内にいつものように酸素を供給できない状況)
後々ボディブローのように着実に効いてくるのです。(ってボディブローを何発もやられるという経験はありません。一発でもキツイのに。何発もやられたら即ダウンです)